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2章 吹奏楽部の白銀笛姫 6節

6 「それで、用務員さんに回収された、と……」 「ええ。あなたもこの子の知り合いなら、きちんと言い聞かせておいてあげてください。屋上は園芸部と天文部の夜間観測の時以外は、原則立入禁止です。鍵は開いていますが、だからといって入っていい...
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3章 二人だから奏でられる音 1節

3章 二人だから奏でられる音 1 「遅い…………」  待ち合わせの十時を十分も過ぎている。悠里は携帯を持っていないから連絡できないし、ただただ、来てくれることを信じて待ち続ける。  ちなみに私は二十分前に着いたから、これでもう...
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3章 二人だから奏でられる音 2節

2  普通に歩いていると、歩幅が広く、歩くスピード自体が速い私は、どんどん悠里を置いていってしまう。  だから、悠里に前を歩いてもらおうにも、道がわからないと言うし、結局、かなり気を遣いながら私が前を歩く形になった。 「それにしても...
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3章 二人だから奏でられる音 3節

3 「結局、歌っていうよりは、歌声の評価で時間潰しちゃったね……お互い、歌えたのは二曲だけか」 「でも、楽しかったですよ。ゆた先輩と二人きりで一つの部屋っていうのも、よかったです」 「……なんでそう、いちいちアダルティな表現をします...
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3章 二人だから奏でられる音 4節

4 「悠里の好きな食べ物って何?」  まずはジャブから。 「大体は美味しく食べれますよ。お米とか、パンとか」 「うん、ごめん。主食はいいんだけど、好きな料理は?」  これを素でやっているんですよね、この子。 「好きな料理……う、うう...
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3章 二人だから奏でられる音 5節

5  食べ終えてから、気づいた。何気なくランチメニューだけを注文したけど、これぐらいじゃ収まらない。せめて軽くでいいから、もう一品頼んでおくべきだった……。  さすがにすぐにお腹が鳴り出すというほどではないけど、圧倒的な物足りなさが...
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3章 二人だから奏でられる音 6節

6 「そ、それは、えっと…………」 「ゆうのフルートを、聴いてもらいたいです。ゆうの家には練習用のお部屋があるので、そこで一人の演奏を」 「す、すごいね……そういうのあるんだ」  さすがはお嬢様。  というか、私は何を想像していたん...
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3章 二人だから奏でられる音 7節

7 「いやぁ……楽しんだね。今日はなんだかんだで」  ゲームセンターから出て、私たちはもう帰路に就くことになった。まだ昼間といえば昼間だけど、今日はもうお腹いっぱいだ。……それに、次の予定も決まったのだから。 「本当に。……ありがと...
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3章 二人だから奏でられる音 8節

8  フルートをしっかりと握った悠里は、無造作に。そして、美しく私の前に背筋を伸ばして立った。  身長の低い彼女だけど、背が高く感じられる。その理由は、存在感の大きさだ。  演奏の態勢に入った彼女はもう、いつもの不思議な雰囲気をまと...
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4章 生徒会の究極女王 1節

4章 生徒会の究極女王アルティメットクイーン 1  その人は、誤解されがちな人なのだと思います。  いつも気取った話し方をしていて、いつも人より自分を大きく見せようとしている。  それはプライドが高いから?……いいえ、違うんで...
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